~人工授精~

不妊治療

はじめに

人工受精とは不妊治療で行う治療の一つです。
夫婦の年齢や生活環境などで治療法はさまざまですが、一般的にはタイミング法→人工授精→体外受精・顕微授精とステップアップしていきます。人工授精はタイミング法のステップアップとして治療することが多いです。

人工授精とは

人工授精とは、女性の排卵時期に合わせて、洗浄濃縮した夫(パートナー)の精子を子宮内に注入する方法です。自然妊娠との違いは精子が入る場所だけ。そのため、受精から妊娠までの過程は自然妊娠と全く同じになります。

治療の流れ

①排卵日を推測するために通院します。
排卵日をできるだけ正確に推測ために数回通院します。排卵誘発剤を使って排卵をコントロールする場合も、自然排卵周期に任せる場合もあります。どちらも経膣エコーで卵胞の大きさの確認や尿検査などの検査をすることで、排卵日を推測します。

②排卵日前日~当日に精子を注入する
いちばん妊娠の可能性が高まる排卵前後のタイミングで、精子を子宮内に直接注入します。
精子は、当日自宅で採ったものを届けるか、クリニックの採精室で自慰により採取します。
なお、自宅から届ける場合は常温で届けます。

③排卵確認
人工授精を実施した翌日または明後日に病院を受診し、排卵されているか確認します。

その他:黄体ホルモンの補充
精子注入後の受精は自然に任せますが、受精卵が着床しやすいように黄体ホルモンを補充することがあります。

実際の感想(チュン)

私はフルタイムで働きながら、現在4回目の人工授精にチャレンジしています。私が感じた人工授精の身体的な負担は「排卵日を推測するための通院」と「平日に行う人工授精」だけでした。私が通院している病院は日曜日も人工授精を実施してくれます。そのため通常診療(月~土)と日曜日で流れが異なります。平日の場合は午前と午後の両方に病院に行く必要があるので、仕事を休む必要がありました。しかも、人工授精の日は前日に決まるのでとても休みずらかったです。

通常健診の場合(2回実施)

朝の9時までに精子を病院に届ける

一度帰宅し11時30分頃に病院に電話
電話で伝えられた時間に再度受診

午後以降に人工授精実施

日曜日の場合(2回実施)

朝の10時までに精子を病院に届ける

届けた際に医師から指定された時間まで解散(約1時間半)

指定された時間に病院に戻り人工授精実施

実際の感想(トリ)

私たちはコロナ過になってから、本格的な不妊治療を始めました。チュンちゃんが通った病院はコロナの影響で男性の付き添いを中止していました。そのため、人工授精当日は決められた時間までに精子を用意する必要がありました。間に合わなかったらどうしようと不安になってしまい大変でした。

ふりかえり

<チュン>
人工授精4回目にしてこのままでは有給が足りないと気づいた。プライベートで取得する有給は極力減らした方がよい。

<トリ>
特になし

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